たのしい工学

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【プログラミング】エンジニアとしてやっていくための方法を考えてみた

   

ふだん会社でコードを書いているゆとり世代がこれからのエンジニアリングについて考えてみました。

この記事の内容

・エンジニアが流行ってきている
・エンジニアとして生きていくには
・強みをつくる
・趣味という選択肢
・コードよりも未来を読めるエンジニアがつよくなる

エンジニアが流行ってきている

ツイッターをウォッチングしていると、最近、確実に流行りの兆しを見せているとおもいます。日本もIT化が進んできているとは言え、まだまだエンジニアの数は足りていないといわれていますので、それは社会にとってよいことです。しかしながら、それが続けば競争が激しくなるのは目に見えていますし、結局、できない人にできることは、つまらないことしかない、ってことになりかねません。おもしろいところは、できる人に任されるのが世の中の進歩には都合がいいからです。じゃあ、競争に負けたエンジニアはどうなるのか?

・自分がトップになれる環境にいく(レベルを下げる)
・仕事ではなく、趣味でやる
・じぶんよりもすごいエンジニアにはない能力を身に着ける

このパターンがあるかなとおもいます。

エンジニアとして生きていくには

エンジニアって、PCさえあれば誰でもなれるので、本質的に別に特別なことでもなんでもないのです。ただ、それに興味があって、手を動かすことさえできれば、だれでもエンジニアって名乗れますしね。そもそも、どうしてエンジニアになりたいのかを考えたことはありますか?金を稼ぎたいから?おもしろそうだから?動機はさまざまでしょう。でも、エンジニアとして生きていくという意味でいうと、エンジニアリングで金を稼ぐって意味が強くなるのではないでしょうか?そうなると、企業でエンジニアとして働くことを考えると思います。その環境においてエンジニアとしてやっていくには、その環境のなかでコイツは使える、と思われる必要がありますよね。そのためには、スキルの高いエンジニアである必要がある。

つまり、ある程度できるようになるとあとはひたすら大学受験ではないですけど、スキル勝負になるということです。自分よりもできる人間がたくさんいるなかで、どう気持ちよくエンジニアリングしていくかが、とても重要なのです。そして、お金を稼ぐエンジニアはなにもプロダクトを作るための技術を売るってだけではないのです。

たとえば、プログラミングを教えるエンジニアというのもいる。
スキルをプロダクトの開発のために使うのではなく、教育のために使うのです。

そういう方向性でもいまのところお金は稼げますよね。
最近だとnoteやUdemyなどでチュートリアル系のものも流行ってます。AIなども難しそうなイメージがありますが、みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習などの教材があったりして、AIさえもコモディティ化してきています。そんな中でどうやって自分のセールスポイントを作っていくかが非常に重要なのです。ただコードをひたすら書くだけでは先行きは明るくないです。

強みをつくる

エンジニアリングはものを作る手段です。パズルゲームみたいでたのしいですが、ゲームじゃありません。
実はユーザは技術には興味はなくて、利便性に興味があります。どれだけ便利がどうかが最重要で、難しい技術とか、新しい技術をつかっているかとかは一切興味がありません。以前、エクセルの集計作業を効率化したいという依頼を受け、どうやろうか迷いましたが、結局はノーマルにマクロを組むのが一番だとわかり、javascriptと組み合わせるなどせずにすませたことがあります。結果的に大変よろこんでもらえました。
たとえばエンジニアというのは、どんな技術があるのかを知っているのはもとより、どんな技術をつかうべきかを選定する目をもつ必要があります。それは難しい技術を使えることとはまた別次元の問題なのです。

以前興味本位で転職活動をしてみて思ったのは、わりと最近だとエンジニアっぽくないエンジニアが求められているみたいだということです。コードをばりばりかけますが、人とのコミュニケーションは苦手です。というエンジニアよりも、周囲とコミュニケーションをとれるエンジニアが望まれているということです。

その点わりと自分はコミュニケーションをとれそうだという部分を評価していただきました。転職市場的には自分にはそういう価値があることがわかったので、活動してみてよかったとおもいます。(結局内定もいただきましたが辞退しましたが)
自分のエンジニアとしての強みを知りたいなら、 転職活動をしてみるのはおすすめです。たとえばエンジニア転職なら【Tech Stars Agent】を利用してみるのはいかがでしょうか。

趣味という選択肢

職業エンジニアとそうでないエンジニアの一番の違いはなんだとおもいますか?

速さ

です。
早くコーディングできるひとが優秀です。リリース日が決まっているので、それまでにとりあえずでも動くものを作れるひとが優秀です。
そうなると残念ながら、しごとでエンジニアとしてやっていくのは難しいことがわかってやめてしまう人もいるでしょう。それでもプログラムを書きたいという人はいるとおもいます。書いたらいいです。趣味で。趣味でいろいろ作って、発表すればいいだけです。ものごとはわりと簡単で、速さとか納期に縛られないところで活動するエンジニアになればいいだけですそもそもエンジニアを本業とする必要ははじめからありません。職業エンジニアである必要性は今後ますます低くなっていきます。職業エンジニアに前提としてもとめられるのは貢献度(社会とか会社とかに対する)です。それをクリアするのが難しいひとはそういう世界から離れればプログラムを書き続けることはできます。さいしょからしごとにしたくないけど、プログラムを学びたいというひともいるでしょう。そんなひとには3ヶ月間のプログラミングスクール【Tech Boost】とかもあるので、試しにやってみるといいですよ。
 

コードよりも未来を読めるエンジニアがつよくなる

これからの時代のエンジニアは、技術に習熟するのはもちろんですが、それよりも、つねに時代のニーズをくみ取れるエンジニアであることが求められます。プログラミングスキルがコモディティ化することで見える未来は、エンジニアとしてどんな付加価値を付けられるかを考えて行動したひとが生き残っていくことだとおもいます。趣味と仕事の垣根がないのがエンジニアのはずなので、競争の激化は必至です。
エンジニアリングはどこまでいっても手段でしかありません。その偉大なる手段は、いまの社会やこれからの社会でどんな風に役に立つだろうか、そんなことを考えて日々コードを書けるひとはきっと優秀なエンジニアとして末永くやっていけるでしょう。

 - プログラミング系, 仕事