【身体が疲れるのは脳のせい】マインドフルネスで、科学的に疲れにくい脳を手に入れよう
どうも、しゅーぴーです。
さいきん瞑想をはじめました。
いわゆる「マインドフルネス」っていうやつです。たまたまテレビを見ていたらやっていて興味を持ったんです。それで手始めにこちらを読んでみました。
マインドフルネスとは科学的に正しい「脳の休め方」
身体が疲れているときは、実は「脳」が疲れているのが原因で、いくら身体をやすめても疲れがとれないというのはそのせいだったりすることがあるのです。脳っていうのは、「何もしない」でも疲れて行くんです。というのは、脳のとある回路の部分は、意識的な活動をしていないときにも働いているからなのです。スマフォだって、いじっていない時にも充電って減っていきますよね。そんな感じです。これをデフォルトモードネットワーク(DMN)といい、たとえぼーっとしていても、このDMNが過剰に働き続けているかぎり、脳はどんどん疲れていくわけです。なので、休んでいても疲れがとれないっていう人は、このDMNに過剰な活動をゆるしてしまっているのかもしれません。
世界のエリートもやっている瞑想
アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、禅の世界に興味があり、瞑想をしていたことは有名な話ですが、どうしてそんなことをするのかといえば、利益があるからなんですよね。現在では、グーグル、フェイスブックなど、世界の有名企業が瞑想を取り入れたり、エグゼクティブや起業家も実践しているらしいです。何よりも実利と合理を優先しそうなアメリカ人が、マインドフルネスを実践している理由は、それに効果を認めており、さらに、脳を休息させることが何よりも大切だということを理解しているからでしょう。
マインドフルネス呼吸法
本書では、脳が疲れてしまう理由は「現在」を知らないからだと説いています。意識が常に過去や未来にばかり向かい、「いまここ」にない事態が慢性化していることにあります。脳には可塑性があり、ようは変化する構造をもっています。なので、悪い状態が続くとその悪い状態が定着するし、逆によい状態が続けば良い状態で定着します。マインドフルネスは、この良い状態を作る訓練であり、繰り返し行うことで、疲れにくい脳をつくることができるのです。では、疲れにくい脳をつくる、マインドフルネス呼吸法をひとつ引用して紹介します。
①基本姿勢をとる
・椅子に座る(背筋を軽く伸ばし、背もたれから離して)
・お腹はゆったり手はふとももの上に、脚は組まない。
・目は閉じる(開けるときは2メートルくらい先をみる)
②身体の感覚に意識を向ける
・接触の感覚(足の裏と床、お尻と椅子、手とふとももなど)
・身体が地球に引っ張られる重力の感覚
③呼吸に注意を向ける
・呼吸に関わる感覚を意識する(鼻を通る空気/空気の出入りによる胸・お腹の上下/呼吸と呼吸の切れ目/それぞれの呼吸の深さ/吸う息と吐く息の温度の違い・・・など)
・深呼吸や呼吸コントロールは不要(自然と呼吸がやってくるのを「待つ」ような感覚で)
・呼吸に「1」「2」・・・「10」とラベリングするのも効果的
④雑念が浮かんだら・・・
・雑念が浮かんだ事実に気づき、注意を呼吸に戻す(呼吸は「意識の錨」)
・雑念は生じて当然なので、自分を責めない
ポイント
・1日5分でも10分でもいいので、毎日続けることが大切
・同じ時間、同じ場所でやる(脳は習慣が大好き)
こんな感じでマインドフルネス呼吸法を実践してみると、疲れにくい脳を作ることができます。本書には他にもこんな感じで休息法がのってますので、興味のあるかたはぜひこちらを買って読んでみてください。
ということで、いくら休んでも疲れがとれない人は、瞑想をしてみてはいかがでしょうか。
ではでは!