たのしい工学

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データでみる結婚観

   

どうも、しゅーぴーです。

今日は、結婚について書こうと思います。

結婚が当たり前ではなくなってきている

さまざまな調査結果が出ているようです。

「男女共同参画に関する世論調査」(内閣府)によると、「どちらかといえば賛成」を含 めると70.0%が「結婚は個人の自由である」と考えており、1992(平成4)年時点 (62.7%)と比較すると、約 7 ポイント増加している。特に、20 歳代、30 歳代では 9 割近くが結婚は個人の自由であるという考え方に「(どちらかといえば)賛成」としている。 さらに、日本放送協会(NHK)が実施している世論調査「日本人の意識調査」による と、「人間は結婚するのが当たり前だ」という考え方への賛成は 2008(平成 20)年時点 で約 35%となっており、1993(平成 3)年と 2008 年を比較すると、15 年間で約 10 ポイント低下している。さらに遡って見てみると、1984(昭和 59)年の調査では「人間は 結婚してはじめて一人前になる」という考え方について約 60%の人が賛成していた。こ うしたことから「必ずしも結婚する必要はない」という考え方への賛成が増加している傾向が見てとれる。

(引用:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf)

というわけで、個人思考が高まっている現代日本では、結婚観というのも大きくかわりつつあるようです。では、世界の結婚観はどうなっているのでしょうか。

国際的な結婚観

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国際的にみると、韓国の結婚の必要意識の多さが際立ちます。そして、アメリカ、フランス、スウェーデンでは「結婚はしなくてもよいが、同棲はした方がよい」という意識が割合多くみられます。これは日本と韓国では圧倒的に少ない意識のようです。これは、欧州の一部やアメリカでは我が国と比べて婚外子の割合が高く、婚姻率の低下と並行して事実婚の増加が理由とされているようです。まあ、たしかに、結婚したって、法的な関係が生まれるか否かの違いですし、その法的関係を必要とする人は結婚したらよいかもしれませんが、そうでもないなら、結婚する必要もないのかもしれません。法律のない時代だって同様に家族の営みはあったわけで、その家族と今の法律によって認められた家族に何か違いがあるのかって話です。確かに、当事者達が合意していればよいことだとも考えられなくもないですよね。

結婚することの利点の意識

独身男女に結婚生活の利点を尋ねた結果がこちらです。

男女とも「自分の子どもや家族をもてる」を挙げる人が前 回調査から顕著に増えており、男性では「精神的な安らぎの場が得られる」を抜いて初め てトップの項目となった。また、「社会的信用が得られる」は減少傾向にあり、1987(昭 和 62)年時点と比べると 9.4 ポイント減少している。ここでも、結婚に関する社会規範 の弱まりが見てとれる。

(引用:http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf)

というわけで、子供や家族を設けることが利点意識としてつよいようです。しかし、これは結婚しなくては子供をもってはいけないという前提意識があるわけで、先程の欧米の事実婚の概念は全く意識されていない結果でもあります。

まとめ

というわけで、少なくとも結婚のメリットは子供を持てることと捉えられているようです。しかし、そういう人達は事実婚の子供のことをどういった目でみるのかもまた気になったりします。子供を持つことと、結婚することが果たしてセットで考えるべきことなのかは、また別な問題だとも考えられますし。結婚するにも、結婚しないにしても、どんな相手がいるかをしっかりと吟味してから決定した方が、後悔は少ないとおもいます。たとえば、100回合コンに行くというのも、意思を固めるにはよいことかもしれませんね。




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