「はたらく言葉」〜その8〜
アイザワです。
今年最後の更新になるでしょう。と、いうことで、はたらくことばを紹介。
小学生のときからの
「なんか描いて」からはじまって
やっとお金をもらえる立場になったんだなぁと
当時、すごく思いましたね。
荒井良二(絵本作家)
これは、べつに絵本作家にかぎらず、はじめて働いて給料をもらったよろこびっていうのは誰にでもあるものでしょう。この言葉の場合には、じぶんのもっているある種の才能で食べていくことの喜びのことなのかもしれませんが、なにをしていても、お金をもらうということは、あなた個人の貢献が評価された結果であることには変わりません。けっきょく、お金をかせいで食べていかなくてはいけないことには変わりないのですから。子供のときには、だれかから施してもらう一方だったお金を、こんどは自分の手で稼げるようになる。それって、やっぱり特別な感覚があるとおもいます。大体、ほしいものがあって、それを目的にはがむしゃらにはたらくとか、そういう動機があるときがいちばん格好よく働けていたりするのが、なんだか悲しいですけど。
動いたんですよ!
それまで動かなかったオートバイが。
私は84歳になりますが、
あのときの、ドキドキしていた13歳の私から、
ずっと、変わっていない気がします。
ウィリー・ヤンセン(メカニック)
じぶんが84歳になったとしても、こういう好奇心というのでしょうか、興味のある対象に心の底から関与していたいなあと思いますね。好奇心とか、人生のたのしさが若い頃のものだなんていうふうには思いたくありませんからね。若さっていうのは、心の持ちようですよ。年甲斐もなく、、、なんて思う必要はない。自分がどうありたいかが、いつだってあなたの青春を決定するとわたしはおもっています。ちなみに青春を辞書で引くと、「生涯において若く元気な時代」って出てきますからね。肉体の老若は一切問うてませんから。
間違いなく回ってくるんだ。
「打席」は。
徳光和夫(アナウンサー)
だからこそ、自分に期待して、いつだって出場できる準備はしておくんです。特別な何かに抜擢されることよりも、平凡な何かを続けることがとても難しいことだと思っています。来年も多くの打席に立てるようにやるしかないですね。
ではでは!