「はたらく言葉」〜その7〜
どうも、アイザワです。
今日は、はたらくことばを紹介します。
ウェイトレスをやるのって芸術よ。
バレリーナのようにも感じるわ。
たくさんのテーブルや椅子のあいだを通るんだもの・・・・。
私がいつもやせたままでいるのはそんなせいね。
そよ風のように通り抜けるのよ。
もしフォークを落とすとするでしょ。
それをとるにも格好があるのよ。
いかにきれいに私がそれをひろうかを客は見てるわ。
私は舞台の上にいるのよ。
ドロレス・デイント(ウェイトレス/スタッズ・ターケル『仕事!』より)
ものは考えようと、気の持ち方。なにをやるかってのはもちろん、本人のやる気に関わるものかもしれませんが、それにどういう気持ちで挑むかっていうのも、同じくらいに大切。っていうか、それがしっかりしてたら、なにやっててもいいんだよなあってこと。
マンネリでもいい。
何でもいいからとにかく続けていると、
また何か開けてくるんです。
脇坂克二(テキスタイルデザイナー)
そうですね。まあ、ぐだぐだ言わずにやってたらいいことあるって信じられるのも実は一つの才能だったりするんですよね。瞬発力って、決断したときにはあると思うんですよ、誰だって。でも、試されるのは、そのあとですよね。どう継続していくか。じつは決意はあとからためされるものだったりする。
宇宙の研究はたしかに重要ですが、
まあ、生きてく上では「どうでもいいこと」だとも言える。
でも、大いなるロマンを感じるじゃないですか。
そんなことなんですよね。
僕らのやってることって、つまり。
阪本成一(天文学者)
と、ロマンで研究をされたらこまるんだよ、とか、科研費を扱っているお上の方からつつかれそうですが、でも、研究の発展に必要なのはこういうメンタリティだったりする。経済合理性のためだけに科学の研究はやっているものではないわけです。経済性っていうものはあとから付いてくるものです。役に立つかたたないかで研究なんてできないんですよって、今年のノーベル生理学医学賞を受賞した大隅さんのお話にもそんなニュアンスのことがあった気がしますが。
「みうら、今度スライドショーあるだろ」
「はい」
「機嫌よくやんなきゃなんないんだからな!」
糸井さんは、そうおっしゃいました。
すごく驚きました。
そうだ、オレは機嫌よくやんなきゃいけない。
みうらじゅん(イラストレーター)
そう、機嫌よくやんなきゃいけない。
ではでは!