たのしい工学

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「こんなダメな先輩ばかりの環境でやっていたら、じぶんはだめになる。」というひとの愚かさ

   

どうも、アイザワです。

今日は、よく、こんなところにいたら、わたしもあんなふうな人たちになってしまうとか、先輩の姿は10年後のあなたの姿だ。とかいう風潮について書こうかなと。

あなたの成功は所詮、その程度なのです

あなたがどの程度の成功をのぞんでいるかはわかりませんが、たとえば成功をのぞんでいるとして、いまの環境に満足していないとしましょう。すると、あなたはこう思うかもしれません。

「ああ、わたしもあんな先輩みたいになるんだ・・・。」

そして、あなたはこういう意見を耳にするかもしれません。

「環境が人をつくる。」

すると、あなたはこう考えるでしょう。

「こんなダメな先輩ばかりの環境でやっていたら、じぶんはだめになる。」

おお、どこかで聞いたことがあるフレーズができあがりました。で、会社を辞めようとする。っていうのはよくあるパターンなのではないかと。でも、少し冷静になって欲しい部分があります。

まず、環境に満足していないと言っていますが、あなた自身の実力のほどはいかがなものなのでしょうか?

もしも、実力がないとして、実力のなさを環境のせいにしているのだとしたら、会社をやめてもうまくいかないでしょう。環境云々をいうなら、まずは実力を確認してからでもいいと思います。

さらに、人は環境が作る。という話ですが、どんな環境をイメージしていますか?あなたの思い通りになることばかりの環境をイメージしているのではないでしょうか?だとしたら、すこし考えたほうがいいでしょう。

人が成長するには、ストレスが必要だったりします。思い通りの場所にばかりいても、それが本当にあなたのためになるのかは、また別のことだったりします。たとえば、逆境を乗り越えることで大きく成功した人たちがいますよね。普通なら音を上げてしまうような状況を乗り越えたから、大きな成功があるというわけです。

もちろん、逆境を乗り越えるから成功するわけではありませんし、成功するためには誰もが逆境を乗り越えなくてはいけないというわけでもありません。その人が成功するために、その人に逆境が必要かどうかはわからないのです。逆境を経験したから成功した人もいれば、逆境を選ばなかったから、満足しているひともいるでしょう。あなたがどちらの人間なのかは、あなたが生きてきた今までに大きく依存すると思います。

もしも、これから成功を願う人で、いままでことごとくじぶんの嫌なことを避けてきたひとが、避けてきた嫌なことをやらなくては成功が見えそうになかったとしたら、もしかしたら、意を決して逆境ともいえる場所に立ち入らなければならないかもしれませんし、いままでいろいろ努力してきてさらに努力が必要で、逆境に立ち入らなければならない人とでは、どっちが逆境に飛び込む決心が付きやすいかって話です。

今まで生きてきたなりのものがこれからに降りかかるだけのことです。

つまり、「こんなダメな先輩ばかりの環境でやっていたら、じぶんはだめになる。」って思っているなら、それはただ避けるだけでなく、あなたにとっての試練の逆境の場の可能性だってあるというわけです。

それは避けて成功したというひともいるでしょう。しかし、それをさけなかったらもっと成功していたかもしれませんよね。あなたに必要な逆境を逃してしまった可能性もあるわけです。

ひとつ言えるのは、中途半端なひとや成功したと思っているひとは過去を振り返るときに、あの時に〇〇しなくてよかったと思う人だということです。成功しているひとは、過去のじぶんの所属していた場所や行いを否定的に捉えるようなことはしません。それもすべて糧だとしか思わないのです。

つまり「こんなダメな先輩ばかりの環境でやっていたら、じぶんはだめになる。」と思って、場所を変えて成功した気になっているひとは本当の成功者ではないのだろうということです。成功するというのは、いつだって他のことはどうでもよいほどに達成感だけがあるものなのですから。

ではでは!

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