たのしい工学

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文系とか理系とかで人を区別することについて

   

いろんな場面で文系とか理系とかで自分のことを紹介することがあるとおもいますが、

ふと、この分類にどれだけ意味があるのかなあと思ったので、まとめてみました。

だいたいが大学とかの出身学部で決めているという

人のことを文系とか理系とかで分類できるのかなあとおもうのですが、そもそも、人生のなかで文系とか理系ってどのあたりから出てきたのかっていうと、高校のときではないかと。ようは大学とかに進学する上で、専門に特化して学習するための都合だとおもいます。で、ここでいわゆる文系とか理系を決めるわけですが、大体の場合、そんなに深い意味もなかったりすると思うんですよね。数学が苦手だったから文系ってひともいるでしょうし、弁護士になりたいから文系って人もいる。理系のほうがつぶしがきくからって、数学とかは苦手だけどがんばって理系にいくひと、大学で女の子と遊びたいから、女の子の多そうな文系に行く人、だいたい、16か17で将来のことなんてわかるわけがなくて、しっかりした理由と、不純な理由が両方あるのが、ここでいう文系と理系ってことだと思うんですよね。でも、そこで、自分が文系か理系かっていう後々の意識につながっていく感じはすこしあるのかなとおもったり。

東大文系のひとって文系?

で、高校からの進路の関係で文系か理系かが決まってくるってことでした。大学を卒業して就職すると、じつにいろいろな仕事をする可能性があります。で、IT系の仕事とかを見てみるとよくあることですが、たとえばプログラマーとかエンジニアをやっているひとで、文系出身だという人がふつうにたくさんいたりします。世間的にはプログラマーとかエンジニアは理系のお仕事というイメージだったりしますが、実際の社会ではそんなことは関係なくて、やってる人はやっているんですよね。でも、よく考えてみると、それってかなり普通なことなんだなあとおもうんです。たとえば東大の文系の人って、どう考えても、ほかの大学の理系にだっていける学力がありますよね。そんな感じで、大学の文系出身とか理系出身って、実はそんなに意味のないことなんだなあとおもってたりします。

ものの考え方

じゃあ、文系、理系ってなんだろうというと、ものの考え方とか性格が大きくかかわってくるんじゃないかとおもったりしてます。科学とか自然に興味があったりして、基本的に合理的にものを考えている人は理系で、人間とか社会に興味があって、合理性に加えて直感とか感性も使って物事を判断するひとは文系だったりするのかなあと。それで、あたまがよいとされる人は両方をうまく使えるひとなのかなあと。数学とかの難しい問題は直感が必要だったりするらしいです。すると、あたまのわるいひとというのは、考えがせまく片方に偏るのかなあとおもったりします。合理性ばかりの人も、直感や感性ばかりのひとも、実社会では実は活躍できる範囲というのはものすごくかぎられてしまうのではないかとおもうんですよね。

どっち

という感じで、文系理系っていうのは、大学とかの出身学部ではなくて、そのひとのものの考え方のスタイルで決めるほうがよっぽどしっくりくるとおもってたりします。なので、社会的には出身学部で仕事を決めるというのが一般的ですが、かならずしもその決め方でだれもが自分にフィットした仕事に出会えるわけではないと思うんですよね。むしろ、本当は文系なのに、出身学部が理系だからってそのまま理系の仕事をしている人は、ものすごくつまらないとおもうんですよね。

ではでは。

 

 

 

 

 

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