たのしい工学

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日本よりも働かずに経済が成立する意味

   

どうも、しゅーぴー(@syuupii1)です。

ヨーロッパは日本人よりも働かずに経済を成立させているらしいです。

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この記事はメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナーによせられた質問の回答から成っています。

どうしてヨーロッパの先進国は、日本より働かないのに経済が成り立つのか?という読者の質問に対して、メルマガの著者、高城さんからは以下のような回答がありました。

高城剛さんの回答

スペインに引っ越した当時、もっとも驚いたことは、朝出社すると皆でカフェに行って朝食をとることや、「午後一」が16:30であること、そして最低夏休みが一ヶ月と、労働時間が驚くほど短いことでした。

その理由は明らかで、誰もが「働くために生まれてきたのではないから」と言い切ります。
一方、日本人に尋ねると「経済が成り立つわけがない」、「鵜呑みにしてはいけない」と答えます。
しかし、ご存知のようにスペインは国家として成立しており、その上一人当たりの生産性は日本より高く、今年の成長率は日本よりも高いのです。

さて、この違いはどこにあるのでしょうか?
僕の答えは、スペインでは(というより、世界のほとんどの国では)、個人が個人の幸せを追及しているのに対し、日本は個人より和を大切にし、個を犠牲にしているからだと思います。
その和を重んじるために、責任転嫁や必要以上の会議や人間関係に時間を使い、結果生産性が削がれます。
最近も異常に高額なスタジアム建設費やスポーツイベント開催費が取り上げられましたが、和を結ぶ接着剤(実はコンクリのこと)に、多くが使われていることも顕著です。

その和を維持することを、自著に何度も書いたように「日本式システム」と僕は呼んでいます。
日本は生産性の向上より、日本式システムに刃向かう人を根絶することが目標ですので、経済は二の次=「経済は成り立たない」のです。
それゆえ、永遠に増税となるでしょう、消費税だけでなく。

と、スペインの事を例に高城さんは回答されていますが、実はスペインの失業率は22.7%(2015年4月)で、この数値は債務不履行の危機にあるギリシャに次ぐ数値だったりします。

確かに、国家として成立はしていて、一人あたりの生産性も、今年の成長率も日本よりも高いのかも知れませんが、もしかすると比較対象としてはもう少しふさわしいものがあるのかも知れませんね。

ではでは。

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