アーティストと会社員のちがい
どうも、しゅーぴー(@syuupii1)です。
きょうは先日なくなったミュージシャンのプリンスさんについて書きます。
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25日付の報道でこんな記事がありました。
プリンスが亡くなったとのニュースが流れてすぐ、彼のアルバムのセールスが急上昇し、集計が締め切られるまで数時間しかなかったにも関わらず、最新の全米チャートの1,2位を独占した。
1位に輝いたのは、2001年にリリースされたベスト盤『The Very Best Of Prince』。前週に比べ10,000%も売り上げが伸びたという。そして、名作『Purple Rain』(1984年)が3,101%セールスを上げ、2位につけた。
プリンスのアルバムが全米1位を獲得するのは、2006年の『3121』以来。『Purple Rain』(1984年)、『Around The World In A Day』(1985年)、『Batman』(1989年)、『3121』に続く5枚目となる。『The Very Best Of Prince』は発表されてから3年後に100万枚のセールスを突破したものの、2001年8月にチャートに初登場したときは66位だった。
今週のトップ10には、この2枚のほか、コンピレーション・アルバム『The Hits/ The B-Sides』(1993年)も6位に再エントリーしたという。
英国でも同じように、プリンスの作品が再注目を浴び、訃報から集計が締め切られるまでの数時間でベスト・アルバム『Ultimate Prince』(2006年)が10位に再エントリーした。全英でも、プリンスのアルバムは今週金曜日夜(4月29日)発表されるチャートで1位を飾る可能性が高いという。
と、プリンスさんが亡くなってから米国のチャートに激変が起きたということです。集計が数時間にも関わらず、15年前のアルバムが1位、32年前のアルバムが2位になるという事実に、プリンスさんがどれ程偉大なアーティストだったのかを感じることができるのではないでしょうか。
私は彼の曲を聴いた事がなかったので、TSUTAYAさんでとりあえず「1999」と「Purple Rain」を借りてきました。今「1999」のAutomaticという曲を聴いています。
テレビのニュースでもこの報道を観たのですが、やはり、才能のある人の芸術とその人の死というものが社会に与える影響はすさまじいなあとおもいました。
これがもしも、どこかのメーカーの経営者が亡くなったとしたら、果たしてその会社の製品が売れるのかなあと考えてみると、そういうケースってあるのかなあとおもってみたりしました。
メーカーの生産物とアーティストのそれの間には、どういう違いがあるのでしょうか。メーカーの生産物というのは、誰が作ったものというよりも、その会社の創造物として一括りにされてしまうことがほとんどでしょう。まして経営者には順調にいけば代わりが用意されているものです。すると、やはり会社の創造物は会社のものっていう意識なのでしょう。
会社員をやっているつまらなさは、じぶんの成果だとしても、社会的には会社の成果としてしかみなされない事だという意見をどこかで聞いたことがあります。それはやっぱり、そのとおりなのでしょうね。
こういう売れ方をするのはやはりアーティストという職業の性質なのでしょう。生産物を個人の名前で売る仕事だからあり得ることなのでしょう。
会社員をやっていたら味わえない感覚だとおもいました。
ではではー。