たのしい工学

プログラミングを学んで、モノをつくりたいひと、効率的に仕事をしたい人のための硬派なブログになりました

年相応を求めがちな社会、それにとらわれないひとがいる

   

どうも、アイザワです。

今日は音楽のことを書こうとおもいます。

昨日のMステに20年ぶりに小沢健二さんが出演しました。かつては渋谷系の王子様と言われもてはやされた彼も、今年で49歳。今は都立高校で国語を教えていますといわれても、そうなんですね。と認めてしまいたくなるような、知性が漂いながら、どこか余裕があって、だからといって堅物のインテリみたいなとっつきにくさがないって感じでしょうか。親しみやすさを保ちながら、都市風に洗練された雰囲気があった気がします。

番組では二曲を披露。新曲の『流動体について』ですが、メロディとは裏腹にとても難解で深みのある歌詞がさすが小沢さんだなあと、聴いていて思いました。歌についての個人的な感想としては、正直そんなにうまくないって思いました。でも、そこがまたなぜか好感につながるので不思議です。あれでいいんだなあって納得してしまうんです。

で、小沢健二さんといったら、どうしてもカジヒデキさんを思い出してしまいました。カジさんは、当時小沢さんが組んでいたバンド、ロリポップ・ソニック(のちのフリッパーズ・ギター)に影響を受けているようです。ちなみに、カジさんは今年で50歳。小沢さんよりも一つ歳上なんですね。

カジさんの曲を聴いていると、なんだか幸せになるんですよね。普通のJ-POPにはなかなかない感じなんですよね。ポップなんですけど、どっちかって言ったら、キャンディーポップ的な音色。この感じは作ろうと思わないと作れないと思うんですよね。ひとって年齢に応じてものごとを考えがちだとおもうんですよね。いい年して〇〇とかって言葉があると思いますが、まさにその価値観で、なぜか歳に相応のものが求められる雰囲気がありますよね。その価値観でいくと、カジさんの音楽はやっぱり異質だと思います。創作が年相応であるという感覚でいくと、カジさんの音楽っていうのは、若い頃からずっと同じような感じがするのです。もちろん細かな所を見たら変化はあるとおもいますが、大枠、若い人がやりそうな音楽を50歳近くなっても続けているっていうのは本当にすごいことだと思います。そういうぶれない創作観があるからこそ、長いこと活動を続けてこられたのではないかなと思います。

これは去年のアルバムの曲です。49歳でこの感性ってすごいなあと思います。

いやあ、いいですよね。

こういう風に歳をとっていくのもいいですよね。社会や年齢が要求する感性ではなく、自分の感性を大切にしていきたいものです。

ではでは。

 - 雑記