たのしい工学

プログラミングを学んで、モノをつくりたいひと、効率的に仕事をしたい人のための硬派なブログになりました

日本がサッカーW杯でいつ頃優勝できるようになるかを予想したら、早くて2066年でした。

   

どうも、しゅーぴーです。

皆さんは、スポーツの経験などはありますか?

私は小学生からサッカーをやっています。因みに、一番すきな選手はアルゼンチンのディエゴ・マラドーナ選手です。


スポンサーリンク

レクタングル大


小学生の将来の夢として、毎年上位に名を連ねるのが、野球やサッカー選手などのメジャースポーツ選手らしいです。今回は、日本のサッカー選手について考えてみたいと思います。

 

私が小学生の頃、なんかの文集に「目指せ日本代表、W杯優勝」みたいな言葉が書かれていた記憶があります。という事で、日本の小学生達の目指すサッカー選手像みたいなものは、サッカー選手になって、W杯に優勝する事が大きな目的だと考えてみます。(サッカー選手になってお金持ちになるぞ。みたいな子もいるかも知れませんが。。)

 

1930年に始まったW杯、4年に一度開催され、次回のロシア大会で88年目になります。サッカーW杯がどれ程の社会的インパクトのあるものなのかというと、同じく4年に一度開催され、世界最大のスポーツの祭典と言われるオリンピックよりも全世界のTV視聴者数が多いらしいです。
(http://matome.naver.jp/odai/2140275768531035001)
そんなW杯で優勝経験のある国はまだ8カ国しかないです。
ブラジル 5回
ドイツ(東西分離の西ドイツのみ含む)  4回
イタリア 4回
アルゼンチン 2回
スペイン 1回
イングランド 1回
フランス  1回
ウルグアイ 2回
(1938年のパリ大会の次は1950年のリオデジャネイロ大会ですが、
これは第二次世界大戦による中止だそうです。ですので、1942年と1946年は不開催です。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/FIFAワールドカップ

 

この結果から、ざっくり南米と欧州の国しか優勝していないことが分かります。南米3カ国と欧州6カ国で優勝20回を分けています。もしも南米と欧州で実力に偏りがないと仮定すれば、
南米=7回 欧州=13回
と考えるのが自然ですが、実際の優勝回数的には、南米=9回 欧州=11回です。このことから、今はどうかは置いといて、南米が欧州よりも強いと言える時代があると考えても良さそうです。

 

という訳で、南米は何故サッカーが強いのでしょうか?そもそも、諸説ありますが、サッカーの発祥は南米ではありません。落とし所としては、イングランドが発祥とされていて、そこから世界各国に伝播していったらしいです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/サッカー)ちなみに、日本は神戸発祥説と横浜発祥説の二つがあるみたいです。港町から伝来するのは、理由として頷けます。(https://ja.wikipedia.org/wiki/日本のサッカー)ところで、ブラジルを始めとする南米諸国には先進国と定義する指標を有する国はチリしかないようです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/先進国)優勝経験のある欧州は全て先進国です。

 

以前、誰かは忘れましたが、ブラジルの選手で「金持ちになりたければ、麻薬密売人かサッカー選手かしかない。」みたいな事を言っている選手をTVで観たことがあります。経済的成功者のイメージがサッカー選手という一択しかなかった事は、サッカーを追求する人情も分からなくはないです。現在こそ、ブラジルは新興国となっていますが、定義としては開発途上国に分類されているようです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/開発途上国

 

では、産業、経済的に発展途上なので、サッカーが強いのかと考えると、それなら発展途上国にサッカーの強い国がいても良さそうです。W杯の出場可能枠数である、FIFAランク上位32カ国(2016年4月7日現在)を占める国に、どれだけ発展途上国が含まれるかを調べたところ、13カ国でした。
(http://www.tsp21.com/sports/soccer/fifaranking.html)(ちなみに、13カ国の内訳は南米8カ国、欧州・中央アジア5カ国で、アフリカ系の国はランクしていませんでした。)ですので、途上国だから強いという訳ではなさそうです。そもそも、世界の8割以上が途上国なので、FIFAランク上位32カ国中の26カ国くらいが途上国でもいいはずです。

 

つまり、途上国だから強いという訳ではなさそうです。

では、何故なのか?

一つ疑問なのは、第一回W杯の開催地が、何故ウルグアイだったのかです。調べてみると、1924年と1928年のオリンピックでウルグアイが連続優勝した実績と、競技場の提供の両方の条件を満たした為に、ウルグアイでの開催となったようです。そして、第一回大会は出場国は32カ国もなく、下記の通り、殆どのヨーロッパのチームが出場を辞退したとのことです。

第1回FIFAワールドカップは、以後の大会と異なり、出場権を賭けての地区予選は行われず、全てのチームは招待されて参加した。船での長旅のため、ほとんどのヨーロッパのチームが出場を辞退し、開催2ヶ月前の時点でユーラシア大陸からの参加チームは1つもなかった。当時のFIFAの会長、ジュール・リメが参加を呼びかけた結果、ベルギー、フランス、ルーマニア、ユーゴスラビアの4カ国(すべて当時のフランスの同盟国)が参加に踏み切った。
また日本も招待されていたが、大日本蹴球協会は参加を見送った。その理由は、当時の日本国内が1927年の昭和金融恐慌以来慢性的な不況であったため、同年の昭和恐慌発生でさらに経済状態が悪化していたため、そして、大日本蹴球協会自身も財政難であったためである。

(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/1930_FIFAワールドカップ

 

結局、第一回大会は欧州は13カ国中4チーム、南米7チーム、北中米カリブ2チームという構成だったようです。そこで優勝したのがウルグアイだった。開催国優勝というわけですね。ウルグアイとブラジルの関係を調べてみると、1950年大会に「マラカナンの悲劇」というものがあったようで、

 

決勝リーグの最終節では2連勝のブラジルとウルグアイが対戦し、勝利したウルグアイが第1回以来、イタリアと並ぶ2度目の優勝を果たした。一方この最終戦で引き分け以上で優勝が決まっていたブラジルは逆転負けで優勝を逃し、敗戦の瞬間には試合会場のマラカナンスタジアム内でショック死と自殺で命を落とす人が続出し、後に「マラカナンの悲劇」と呼ばれた。ブラジル代表はその後、この敗戦のショックを払拭するため、それまでの白いユニフォームをカナリア色(黄色)に変えることとなった、ブラジル代表は60年以上が経過した今もカナリア色を使用している。

 

(https://ja.wikipedia.org/wiki/マラカナンの悲劇より抜粋)日本では、スポーツの勝敗でこのようなことが起きた事があるんでしょうか?この事象から、ブラジルにとってのサッカーというものの存在が、少し特別なものであるように感じられました。ブラジル国民にとってのサッカーと日本国民にとってのサッカーとは、意識に違いがあるのかも知れません。

 

ブラジルをはじめ、南米の国民達は、
世界で一番、国民の平均的なサッカー愛好意識みたいなものが強いのかも知れませんね。

 

ところで、南米の優秀な選手は皆、欧州のスタークラブに引き抜かれて行きます。例えば、前回W杯で活躍した、コロンビアのハメス・ロドリゲスはレアルマドリードだったり、チリのアレクシス・サンチェスはバルセロナに、大会後に移籍しています。レアルマドリードも、バルセロナも、リーガエスパニューラというスペインのプロサッカーリーグに属し、現在世界最高峰のチームと言われています。レアルマドリードは1902年設立、バルセロナは1899年設立と、いずれもW杯以前から存在していたチームということです。

 

当初はサッカーで飯を食うプロとしてではなく、アマチュアとしてチームが設立され、バルセロナがプロ化されたのは、20世紀初頭頃らしいです。(http://www.fcbarcelona.jp/football/detail/card/history-of-fc-barcelona
因みに、そしてサッカーの歴史を紐解くと、世界で初めてプロ化の動きが出てきたのは、1880年代のイギリスらしいです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/サッカーの歴史#cite_note-growth-4)
そして、スペインサッカーのプロ化は1926年らしいです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/スペインのサッカー

 

てなわけで、この世界最高峰リーグのレベルに追いつくことができれば、
日本のW杯の優勝も見えてくると考えてみます。

 

日本のサッカーチームの発足は1965年、そして、プロ化されたのは1993年のJリーグからというわけです。つまり、サッカーチームの発足で約60年、競技のプロ化に関しても67年遅れているわけです。(http://www.jfa.or.jp/fcwc/2012/12/26.html)日本が初めてW杯に出場したのは、プロ発足から5年後の1998年のフランスW杯大会です。ここからプロ化までの67年の年月の差を埋めていくと考えると、日本がW杯で上位を狙う位の実力になるのは、早くても2065年となります。そこから直近の2066年のW杯で優勝できたら、御の字くらいに考えても良いかもです。あと50年後には日本はW杯でも上位の常連となっているかも知れませんね。

 

みたいな予想ができるんじゃないかと、この本を読んでおもったのでした。仕事とかにも役に立つ考え方が結構あったので、興味あるひとは読んで損はないとおもいます。流行り廃りのない本質的な考え方を身に着けたいひとはぜひどうぞ。

ではではー。

 - その他